本年、森永事件60年として一部大手メディアで「不安はあるものの、今では、森永に良くして貰って、わりと幸せそうに前向きにいきている被害者」といったイメージが流布されている。ところが、それとは全く異なる現状が新たに告発されたので、コメント原文のまま紹介する。
■11月8日に第2回目の告発文、■11月13日に第3回の告発文が寄せられた。

【第1報】121. 守らん会会員 2015年11月04日 10:11  
 オレの知ってる「守らん会会員」で肺がんの末期患者がいるが、その人の現状をしらせる。
 彼は月に一回入院して抗がん剤を注射している。その副作用がひどい時には、一ヶ月も退院できないことがある。それで、いままで仕事をしていた会社をクビになり、ひかり協会に救済を求めた。
 ところが協会は冷たいものだった。なにも対策をとらず、「そんなら生活保護をもらったらどうだ」といった。
 それで彼は生活保護の申請をしたら、車など持っていたので、生活保護は貰えなかった。仕方がないので、厚生年金をもらうことにしたが、支給年令前だったので、支給額は減らされた。
 今のひかり協会は「患者を救うためにあるのではなく、職員を救うためにある」のだから、患者への支給額を「ナンジャ、カンジャいって」少しでも減額することに一生懸命のようだ。
  それじゃあ「恒久対策案」はなんのためにあるのか、ひかり協会も守る会も「世界にカンタル恒久対策案」と自慢しているが、これはオカザリにすぎないのだ。
 みなさん考えてもゴロウジロ。正月のオカザリにしても実際的な効果は、ありはせんのだ。あれは手を合わせて拝んでいれば、なんとなく有難味がわくというものだ。早い話が「恒久対策案」は実際的な効果は「ゼロ」になったというこっちゃ。神棚へ上げて、みんなで手を合わせて拝んで「アリガタイ、アリガタイ」というだけの代物になってしまっている。それがマスコミにはわからない、分かろうとしないだけの話だ。
 オカザリになることを心配していたのはオカザキさんだが、天国でこの様子をどうみているか聞きたいものだ。
コメント出典:http://morinaga-hiso.blog.jp/archives/1031481311.html

【第2報】 126. 守らん会会員 2015年11月08日 11:43
 末期ガン患者の会員はその後、脳梗塞を患ったが軽度であったため、生活に支障はなかった。ところが医者から自動車の運転は止められた。…(中略)…彼は今まで病院へ車で通っていたのが、バスかタクシーでなくては通院できなくなった。ところが、田舎から病院まで20キロ以上あるので、通院が困難になった。
 ひかり協会の規定では通院費用は特定の者(ひかり手当1.2級の者、健康管理費特1級の者、その他協会が認めたもの)以外の入退院にかかる交通費は片道運賃だけになっているのだ。(ひかり協会の職員の新幹線出張はグリーン車だそうだ)
 末期ガン患者は重症被害者と変わらないほど不自由な生活を強いられているが、どうして交通費を片道しか払わないのか理解に苦しむ。…(後略)…
コメント出典:http://morinaga-hiso.blog.jp/archives/1031481311.html

【第3報】 128. 守らん会会員  2015年11月13日 09:08
 そうそう、大事なこと忘れとった。121より前のこと書かにゃー。
 末期ガンの彼のこと仮にAさんとしておくわ。ガン治療のため入退院を繰り返し金にこまっとった。Aさんは死亡したら香華料40万円が払われることを知って、ひかり協会に対してこの金を前払いのかたちで、払ってもらえないかともちかけた。ところが、「そんなことできない」と冷たい答えが帰ってきたというわけじゃ。それじゃ「なにか仕事さがしてくれ」というてもそれもしてもらえんかった。挙句の果て、「生活保護でももろうたらどうじゃ」ということになったのが、ことのはじまりじゃ。
 ひかり協会の「相談員制度」ちゅうのは、「みんなで生活保護をもらえば、森永はたすかる」というのがホンネのようじゃ。
コメント出典:
http://morinaga-hiso.blog.jp/archives/1031481311.html

マスコミを直接取り込み始めた森永乳業、2012年より
原子力 ムラ御用記者(毎日新聞)スカウトの露骨

 以下はブログに寄せられた読者からの告発で判明した。
 森永乳業のCSR(企業の社会的責任)報告書に、毎日新聞社 生活報道部 編集委員・小島正美氏が、森永の企業姿勢を褒め称える形で参加している事例である。(2014年報告書本体25P参照 この状態は2012年から昨年2014年まで3年間にわたり続いた。)
https://www.morinagamilk.co.jp/corporate/csr/pdf/2014/morinaga2014.pdf

2012年から森永乳業に対して「メディアを取り込め」とアドバイス
 2012年には、彼は、第三者委員会メンバーに選ばれたことがそんなに嬉しかったのか、文中で「メディアを取り込め」としきりに連呼し、“メディアをステークホルダー(利害関係者)にすべき、メディアをもっと活用すべき”だと強調している。
https://www.morinagamilk.co.jp/corporate/csr/pdf/2012/morinaga2012.pdf (25p)

同年、原子力業界に対しても「消費者運動を制圧せよ」とアドバイス
 通常、記者が企業の販売促進活動に個人的に出演したり、他の媒体に投稿する場合は、社の許可がいるので、これは毎日新聞社中枢の意思表明と受けとられる。
 なお、このブログ記事を立てた直後から、毎日新聞社 生活報道部 編集委員・小島正美氏の言動を暴露するコメントが多数寄せられている。この小島氏は、3.11の原発事故の翌年2012年に発行された原子力学会誌への寄稿文で、同じ新聞記者を「反文明的気質」人種だと誹謗中傷し、「消費者運動をねじ伏せる」コツを「原子力ムラ」へ露骨に教示し、煽りまくっている。

「日本乳業協会」の理事に就任
http://www.aesj.or.jp/atomos/tachiyomi/2012-12mokuji.pdf (4-5p)
 まさに不正な国家権力に阿諛追従する「御用記者」の名にふさわしい。この御用記者が、2012年、時を同じくして森永乳業にスカウトされ、3年にわたって重用され、森永乳業の「太鼓持ち」と化した。
 そして彼は、滑稽なことに非常勤ながら「日本乳業協会」の理事を務めている。(任期:平成26年5月16日~平成28年5月総会日)会長は明治、森永は副会長。(11月11日通報受領、確認)
http://nyukyou.jp/executive/index.html
 一部メディア関係者の余りに愚かしい姿であり、このような人物をスカウトした森永乳業の現体質もまた、より鮮明となった。

まとめると…
 毎日新聞社 生活報道部 編集委員・小島正美氏は、東京電力福島第一原子力発電所事故の世界的衝撃も覚めやらぬ2012年に、いち早く原子力ムラに対して「マスコミを取り込むテクニック」と「消費者の動きを果敢なアクションで制圧する思想」を進言し、同じ年から、森永乳業にも「マスコミを取り込め」と進言を始めた。その挙句、「乳業協会」理事におさまった。
 実にわかり易い構図を示してくれた人間だ。
 他のマスコミの方は、このような原子力ムラや森永に飼われた人間の動きに、くれぐれもご注意を。

あるクリスチャンからの言葉。
出典:http://unidosconelpapa.blogspot.jp/2013/09/blog-post_5247.html
「教皇フランシスコいろいろ」9月3日(火)聖グレゴリオ一世教皇教会博士(記)

…(前略)…イエスの光は「イベントのものすごいアトラクションのようなものではありません。それは心にやってくる光なのです」。けれど、「しばしば悪魔は光の天使を装ってやってくることも確かです。悪魔はイエスのまねをし、よいふりをし、穏やかにわたしたちに語りかけます。ちょうどイエスに断食の後、砂漠で語りかけたようにやるのです」。ここに、主に「いつイエスがわたしたちに光を与え、またいつまさに光の天使を装って悪魔が働いているのかを知るために、識別の知恵」を求めなければならない所以があるのである。
…(中略)…
 「光の中で生活していると信じながら闇の中にいて、しかもそのことに気づかないでいることが、わりとあります。イエスがわたしたちにもたらす光はどういうものでしょうか?イエスの光を知ることはできます。なぜなら、それはへりくだったつつましやかな光だからです。強引に押し付けてくる光ではありません。へりくだっているのです。それはおとなしさの力で穏やかにしてくれる光です。心に語る光であると同時に、あなたに十字架を差し出す光でもあります。もしわたしたちが心の中の光において素直な人間であるならば、心の中でイエスの声を感じ、恐れることなく十字架を見ることになります。それが、イエスの光です」。

 けれど一方で、もし「鼻高になる」ようにする光、「他の人を上から目線で見、他者を見下し、傲慢にするようにと導く」光が来たならば、それはイエスの光ではありません。それは悪魔の光、イエスや
光の天使を装った悪魔の光です」。

<了>

【参考資料】--------------------------------------------------------------
森永事件解説ポスター
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-poster-00.pdf
能瀬英太郎氏のルポルタージュ
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/nose-report.pdf
 出典:http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/bookmotomeruyuusi.htm
森永告発刊 『砒素ミルク』シリーズ
第1巻 http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-book-hisomilk1-1pdf.PDF
     http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-book-hisomilk1-2pdf.PDF
第2巻 http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-book-hisomilk2-1pdf.PDF
     http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-book-hisomilk2-2pdf.PDF
 書庫:http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-jiken-no-jissou-syousai-hm1.htm
未だ横行する森永乳業によるウソとプロパガンダ
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-propaganda02.htm
被害者が基金告発
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/jinnkennkyuusai.htm
民主集中制という麻薬的党派性向
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-minsyusyuucyuusei-no-uso.htm
中坊公平氏とそれに続く言説
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/bengosi-igi.htm
市民の批判をヒボウ中傷で攻撃する被害者団体を告訴し、勝訴
第三回準備書面で言論弾圧体質の一端を公表
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/nose-sosyou-genkokugawa-jyunbisyomen3-pdf.pdf
書庫 http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/nose-sosyou-stage2-kousosin.htm