市 民

森永ヒ素ミルク中毒事件は、昭和30年(1955年)に日本で発生した、森永乳業の粉ミルクによる乳幼児の大量死亡・被害事件です。 森永は、猛毒のヒ素が混入した産業廃棄物由来の第二燐酸ソーダを、製品が新鮮であるように偽装する目的で赤ちゃん用粉ミルクに添加したため、1万2千名以上の膨大な被害者を生み出し、1年以内に131人の赤ん坊が死亡するという世界最大の食品公害となりました。未だに多くの被害者が理不尽な扱いに苦しみ続けています。

2014年09月

御嶽山が噴火し、登山客に多くの犠牲者が出ている。犠牲者の一刻も早い救出を望む。
中日新聞 http://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2014092802000052.html
動画 http://youtu.be/pr5btAJqNPQ KYODO NEWS 【共同通信社】

【“予知” という「思考停止」が生み出す犠牲
同山は、長野県木曽郡木曽町と岐阜県下呂市と高山市にかけて広がる。5千年前の噴火を最後に、一見静かになっていたとおもわれていたが、1979年に突然噴火し、地震考古学を含め歴史をひもとくことを真面目にしてこなかった科学者を驚かせた。1991年、2006-2007年にも噴火がみられ(山頂直下の地震活動が活発化した後に噴火するパターン)活動を活発化させていた。ちなみに1979年の噴火は、それまで死火山、休火山、活火山と分類されていた日本の火山学を修正するきっかけとなった。
また同山は、中央構造線がフォッサマグナと西側から合流する部分の手前(外側)に位置する。中央構中央構造線の上空付近から御嶽山を見る 2013年3月撮影造線は西は熊本から吉野川、紀之川、櫛田川、豊川、天竜川と続き、諏訪湖付近で、糸魚川-静岡構造線と交差し、フォッサマグナ地域で地下に潜って関東地域へ向かい関東平野の真ん中を貫いている。
太古、日本列島は、ユーラシア大陸の一部であり、そこからの離脱過程で大断裂を引き起こした。その痕跡が中央構造線という日本最大の断層帯である。一部は活発に動いている。(ちなみに四国の伊方原発は中央構造線のすぐ横に建設された自爆タイプの原発=中四国・九州地方を壊滅させる能力を持つ。“電力関係者には電気以外の理科の知識は無く” おまけに  “自浄能力もない” という証左だ)
元々、日本列島は大陸の東端にほぼ一直線のような形で存在していたが、地殻変動により大陸から徐々に離れ、日本海の面積を拡大するように折れ曲がり、今のような扇型の形になった。その折れ曲がった部分がフォッサマグナ。そのエリアに海の地質が堆積した。その地殻変動期(2千万年前からその後8百万年を経過した後あたりまで)では、フォッサマグナを境に日本を「西南日本」と「東北日本」に区分できる。今回、その「西南日本」のもっとも東の部分の活火山で噴火がおきたということだ。
桜島、阿蘇、富士、御嶽、浅間まで火山活動が活発になっている現況は、曲りなりにも「自然と共存してきた」と自負する日本人には今後どんな覚悟が必要かを教えているはずだ。それを強烈な形で突きつけたのが3.11。しかしあれ以降に起こっていることは、その教訓を忘れ、その覚悟からどんどんかけ離れていく姿だ。

【地震・噴火予知は不可能】
阪神淡路大震災以降、地震や火山噴火の予知のあまりな不確実性(実際には無理、実績ゼロ)が、逆に、備えに対する油断を生み出したのではないか、という反省に基づいて、減災の思想に重点がおかれ始めていた。
良識ある第一線の火山学者や地震学者も、「予知は科学的に不可能」と明言していた。
ところが3.11以降、再び、「奮闘する地震学者」などのクローズアップを通して、「予知をがんばれ」といった風潮が再登場してきている。
地震予知連絡会や火山噴火予知連絡会なども、まだ存在しているが、名前だけで、一度も予知などに成功したことはない。阪神淡路大震災以降の成果としては二種類の地震波のうちP波の初期微動を捉えて、緊急地震速報を伝えたり、新幹線に急ブレーキをかけさせる技術くらいなものである。だが、これは予知とは言わない。誰でも知っている「ガタガタ→グラグラ」を技術化したもの。あくまで地震が発生したあとの事後対処にすぎない。にもかかわらず「地震予知」なる名称を使い続けることで、大きな誤解を国民に与え続けている。
9月初旬ころから、気象庁は御嶽山に関して情報を出していたようだ。だが、「予知する」という機関が、得られたデータを、予知ができない認識水準を前提にして無理やりランク付けし、警戒レベルを五段階中最低の「レベル1」(平常)にしていた。(噴火の後になって「予知は困難」と気象庁自身がコメント。予知連の会長も「100%の予知考えないで」と言い出した)
子供でも変に思う矛盾したものだ。こういうのを普通「お茶を濁す」というが、科学者が大真面目にやり始めるとおかしな事になる。
予知などできないのに、それを敢えて隠して「予知」できるかのように装う科学者が「警戒レベルを設定」するので、一般人に向けては「まだまだ安全 、大丈夫」という誤ったメッセージを発信することになっている。登山客がわんさと登っていたのも、そういう逆転現象のおかげだ。

【なぜ予知できないのに、予知と言う?】
自然現象を何でもかんでも定量化して「預言」が可能になるという、エセ科学の動力は一体どこにあるのか…。科学界の研究費獲得という動機だけだろうか?
それで思い出すのは、鹿児島県の川内原発の安全審査で再稼働を認めた理由にある「噴火は予知できる」という記述である。
「…同論文を根拠に、モニタリングを行うことで巨大噴火を予知でき、さらに予知してから噴火までに核燃料を搬出する十分な時間があると判断している。…」
http://toyokeizai.net/articles/-/47016
お馬鹿さんとしか言いようが無い。
これには、さすがの「火山噴火予知連絡会」の会長も、「同論文(外国論文)」は当てはまらない、と疑念を表明しているが、もはや暴走体質あらわな現政権は聞く気など無い様だ。
電力と国が、すでに世間に定着してしまった「予知」の預言的印象を徹底的に使い倒して世論工作している。科学者や、その知見をゆがめるほどに「経済的社会的理由」をごり押ししてきた人びとは、責任を感じる必要があるだろう。

【神の怒りが爆発する前に核燃料をせっせと運び出す…?】
いずれにしても、原発推進のためには、火山噴火は「予知」できることにして、「その合間をぬって核燃料をセッセと運び出せる」という事にしておかないと都合が悪いらしい。(さあ、誰が運び出すというのだろうか)
想像するだけでも、戯画的な構図であり、実際には、何も手を打たないまま、偶然の災害に見舞われ、当然なりゆきまかせで、運が悪ければ原発が破裂するだけのことである。
しかし、推進の言い訳には、「神の怒りも前もって予知が可能だ」という事にするしかないようだ。原発が、それだけ一触即発の危険な施設であり、事故を発生させたときの被害量が、他のすべてのものとも比較しようが無いほど大きいという事実を、自分から「裏声」で認めているようなものである。
いずれにしても、政府によれば、自然界の現象はすべて「予知」できるほど、日本の科学は神様水準となっているらしい。
3.11の地震も津波も予知できなかったのに、である。その悲劇を体験したあとに、である。STAP細胞騒動で世界の失笑をかっているにもかかわらず、である。
金儲けや一部の「産官学ムラ」の都合のためなら、一転なんでも「予知できる」といい続ける。意図的に演出された「過信」である。

【予知/予見を詭弁で使うことに躊躇いの無い一部科学者】
一方で、「予知できない」といえば、それが正直で正しい立場なのか? 
どっこい、それほど世の中は単純ではない。「予知/予見は不可能」という一見、“科学の限界に謙虚な視点” を装いながら、それに巧妙に作為を加えて、同じく犯罪企業の言い分を代弁しながら、自己を売り込む御用学者もいる。
実際、産業公害では責任逃れを図る企業が、自らが引き起こした事件事故を「予見不可能」だったと声高に主張する。そして、時に、見識のない裁判官が見事にだまされて一時的に無罪となる。森永ヒ素ミルク中毒事件でも森永は一審で無罪となり、百人以上の乳児が殺されても、「加害者は誰でしょう?どこにもいません」などという恐ろしく不正な状態が14年以上にわたって続いた。
最近では3.11以降「放射線は怖い」といいながら登場してきた武田邦彦氏が、一方で水俣病に関して、「チッソは有機水銀の有毒性を予見できなかったから無罪だ」という詭弁をサイトで拡散している。
歴史認識の無い人に対してのみ、刷り込み効果を発揮するような低俗な屁理屈だ。
低俗であるが、大変巧妙に偽装されている。
実際、この加害(原因)企業が主張する「予見可能性論争」に問題を矮小化し、加害者の免罪を進める手法が、今では、殆どの産業事故でまかり通っている。「予見/予知できるかどうかが責任の所在となる」という、驚くべき後退した思考方法だ。企業が社会に果たすべき結果責任を、科学者が認知論を詭弁的に振り回して煙幕を張り、曖昧化しつつ免罪を試みる。一般人や人文系専門家は、認知論が屁理屈の水準で悪用されていても、理系の論争には関与する資格がないかのように思い込まされ傍観者のまま時間が経過する。かつての産業公害では許されなかった類の詭弁が今また復活している。半世紀ほど逆戻りして1950年代の認識水準に下っている。

【科学は予知/予見不可能と言いつつ犯罪企業を免罪する詭弁の正体】
有機水銀中毒が発生するまでに至った水俣湾の汚染など、見たらわかるほどの汚染状態で、発症が集団的に明確化し、科学的に証明する動機が科学者のなかに生まれる、その何年も前から、被害が起こっている。
先の武田氏の詭弁は簡単なトリックに基づいている。
わかりやすい事例を提示する。最近の先端化学工場の事例でいうと、一部では化学組成の不明なほどの怪しい最終廃棄物が産出される。それを万が一海に放出したらどうなるか、と仮定する。そもそも化学組成からして不明な物質が、どんなメカニズムでどんな影響をどこの住民に生み出すか、当然、事前にはわからない。海に流せば複雑な生態系のなかで生体濃縮が発生し毒物が蓄積されていくことは明白であるが、自然界のなかでどんな因果関係が生まれるか、あらかじめ予測することは科学的には困難だ。いや実際に流してみなければその物質が環境に与える挙動は正確にはわからないだろう。
であれば、「流す」のか? いや普通は流さない。だから実際、よりまともな企業は海に流さず、コストをかけて地上で特殊処理している。
だが、武田邦彦氏の言い分だと、「この怪しい廃棄物を海に排出した企業は、“科学的な被害予測ができなかった”  という単純な理由で無罪放免」となる。
こんな屁理屈をもっともらしく展開する御用学者が世間にウヨウヨいる。

【因縁果律の掟】
水俣病に関しては、むちゃくちゃになった生態系で有機水銀中毒が発生した原因を懸命に究明していた良識ある医学者に対して、チッソは、怪しげな仮説を意図的に乱立させて目くらましを食らわせ、森永ヒ素ミルク中毒事件の5人委員会や西沢委員会の大成功に見習って御用学者を動員して徹底的に邪魔し続けた。そのチッソを「企業さんが事前に被害予測ができるわけがない」のヒトコトで免罪する科(化)学者がメディアに大量出演して、言いたい放題の連続である。こんな無節操が跋扈している現状こそ、深刻な精神後退だ。

科学者が、わかりもしない現象を「予知できる」かの様に振舞ったり、逆に、犯罪企業の責任逃れに加担して「科学は予知できない」を、社会的責任論に無理矢理混ぜ込んで社会倫理を毀損したり...。詭弁が大流行りの昨今だ。科学者がその専門知識を「自己の処世術」で使い始めれば、物事を主客転倒させて見せることなどたやすいと言う事を一般人は警戒しておかなくてはならない時代だ。科学リテラシーを磨いて、素人が彼らの論文を精査するぐらいの覚悟をもたないと、たやすくだまされ、人間の尊厳も毀損され、命さえ奪われ続ける。

この人間社会の創り上げた科学の「ご都合主義的処世術」に、神は、御嶽山の噴火で警鐘を鳴らしたのかもしれない。生きている人びとが、自分のことにしか関心をもたない利己主義を「自由」と混同し、隣人の不幸や哀しみ、不正な行為に怠惰な姿勢を取り続ければ、正邪は逆転する。真の悪は、共犯者の助けを借りて大手を振り続け、世の隅々にまで蔓延跋扈する。それは次の不条理を準備する。そして、犠牲になった人びとの魂は永久に浮かばれず、その怨念は宙を漂い、生きている人びとに別の災厄としてふりかかるだけである。それが因果律の掟というものだ。

「墨塗り」事故調書が「公開」さる。 吉田昌郎氏を英雄視する誤り。

9月11日、政府は東電福島第一原発事故に関して政府事故調19人分調書を公開した。

ここで明らかとなったのは、吉田氏の発言が何らかの社会的正義性をもったり、同人が英雄視される理由など何もない、ということだ。
「逃げたとか逃げない」とか、被災者からしたらどうでもいい事ばかり話している。所詮、加害者側にいる者の「言った言わない」の言い訳の世界だ。
一部メディアは、これまで慎重かつジンワリとチマタの人々に、「所長、“何度か死に掛けた”」「所長最後まで現場にいた」「所長死んだ、過労だろうか、かわいそうに」という無意味なイメージ=「虚像」をつくり上げてきたフシがある。調書が闇に隠されているのをいいことに、彼への英雄像を、じんわりとつくり上げてきた。
そして今回調書が公開された。
吉田氏本人の語りをみてみよう。所詮、仕事を語っているに過ぎない。それに加え、「自分が言ったことと違う正確でないアナウンスへの怒り」みたいなものをああだこうだと吐露している。だが肝心の、発電所の現場最高責任者としての「社会的責任」への自覚は殆ど見られない。その責任を「現場の言い分」を百も並べることで相対的に矮小化を図っているように見えるフシがある。まるで、「自分は原発のオペレーター(に過ぎず)で、放射性物質の拡散なんか計算してもないし聞かれてもわからんのに、そんなことを聞く政治家の馬鹿やろうだ」みたいなことを節々で言いまくっている。ミクロの理屈ではそうだ。だが、かれは、余りに明らかな自己の社会的責任については口を閉ざしている。避難範囲についての意見を聞く者を、「見当ちがいだ」とそこまで揶揄する資格が彼にあるだろうか? 彼は加害者である東電の現場の第一責任者である。
挙句に「(対処が)遅いといったやつを許しませんよ、…ではお前がやってみろと言いたいんですよ…その話は私は興奮しますよ…」オタクかカルトか?この言い草、この逆切れぶり…。自己内省度、反省度ゼロだ。悪事や不祥事がバレて開き直るときの常套句「文句があるならお前がやってみろ」だ。ならば言おう。「文句を言われるような事態を起さないように事前に会社と闘って努力しろ。事故を棚に上げて自分の仕事ぶりの自慢話をする暇があれば、被災者が “もういいよ” というまで謝罪し続け、事故を起した自分を反省し続けろ。あなたは、こどもか?」
そしてついでに言う。その調査で語った「許しませんよ、興奮しますよ」…それを被災者の前で言ってみなさい。「顔面にパンチ」では済まないだろう。

加害者としての立ち位置への自覚が全く無い人間だ。一部メディアが現場の責任者を「妙に持ち上げてしまったおかげ」=副作用だ。
まるで、「STAP細胞ありま~す」「私には責任ありません」「会社がわるいんで~す」と理研に責任転嫁してなんとか批判の矛先をかわそうとしている小保方晴子氏、その「中年おじさんバージョン」に見える。みっともない姿だ。

結局、自己内省の足りない現場責任者の姿が露に
みんなが怖がる放射線の中に居たという、ただそれだけで、なんとなく「福島フィフティ」などと持ち上げてきた。それ自体が笑止だ。神風特攻隊を美化する短絡と同じだ。だが彼は道具として消耗された兵士ではない。少なくとも彼は、東京電力側の原子力を稼動させる立場にいた人間だ。
百歩譲って、吉田所長は、事故前から、東電福島第一原発の管理責任者として、今回の事故が起こらないようにするための内部告発をしたり、東京電力と闘ってきたのか? NOだ。そもそも「津波や地震には素養がない」と発言している。
「自然現象への素養?そんな詭弁を遣わなくてもいい、予知などできなくてもいい、あなた方には結果を回避する義務があるんです」と断固として諭す者が少なすぎる。もっとも重要な責任部分を“しらぁ~”とかわしている、単なる無責任人間ではないか。

吉田所長と正反対の、「隠れた英雄」は世界中にいる
逆に、内部告発をして、いじめられて、そうやって会社を去った人間は何人もいる。
かつて、巨大航空機メーカーのある技術者は、就航前に空中爆発の危険性への警鐘をならし、内部告発をして、会社を解雇され、生活の糧を失った。たが、それでも彼は粘り強く世間に訴えた。結果二階建て巨大ジャンボ機は内部告発者の指摘を改善して1年遅れで就航した。そういう人々は沢山いる。

一方、彼は電力会社に居残った側の人間だ。自分の管理する発電所への批判を省みて改善改革の努力もしていない。仕方なく作業しただけだ。何を偉そうに「あほみたいな国、あほみたいな政治家ども」などと言っているのだ。その「アホみたいな政治ども」にあなたの給料の支払元である電力がワイロを送りまくって、その電力と買収された政治家が、交付金と言う名の麻薬を貧しい村にバラ撒いて心を狂わせ、強行建設していった原発が、この吉田氏の職場だ。その原発の所長で厚待遇に甘んじて、なにも根本的改善をはからなかった自分への深い自覚がまったく見られないのは、今回再掲された吉田調書の内容にしても同じ。「あほな政治家と一緒にコップのなかでぐるぐる回っている」だけだ。「福島フィフティ」とかいって、おかしいんじゃないの?と、そろそろはっきり言わないといけない。東京電力福島第一原発事故は最低あと半世紀は続く。放射性物質が拡散され、地下水を汚染して海に流れつづけ、廃炉作業にしても40年以上かかる。原子力の場合それは事故の継続中と同義語だ。したがって、正邪の闘争も永遠に続く。それに連動して社会も影響をうける。或いは、その逆かもしれない。産業公害も被害者が後遺症に苦しみ続け、加害企業が歴史の偽造を平然と継続し、事件は継続中だ。原子力事故とて同じだ。
森永ヒ素ミルク中毒事件における狂った歴史歪曲主義の策略は、この事故の半世紀先に何が起こり得るか、それに大きな示唆を与えているといえるだろう。

御用学者の「復権」がまかり通る狂った社会
1955年発生の森永ヒ素ミルク中毒事件で被害者を圧殺する先頭にたった岡山大学医学部小児科の浜本英次教授。
当時の厚生省は「最初にヒ素の発表をした」英雄として表彰した。これと同じパターンの焼き直しだ。
その後浜本氏は阪大の西沢氏とコンビを組んで、被害者救済運動を圧殺する先頭に立つ。御用学者として徹底的に手を汚していく。そもそも彼はヒ素中毒の発表を遅らせた張本人であり、食中毒通報さえ怠った。本来、人命を守る最低限の義務さえ医師として放棄した。刑事犯にされてもおかしくない。しかも、本当の第一発見者を押しのけて、自分が発見したと厚顔無恥に売名に走った人間だ。それが2000年をすぎて「復権」を果たしている、果たし続けている。左右の勢力がそれを大政翼賛で支えている。金と権力を手中にすると、黒を白と言いくるめて一顧だにしない。醜悪極まりない姿だ。
浜本氏の所業は、そのほんの一部が下記サイトのPDFに事実として暴露されている。
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-jiken-no-jissou-syousai-hm1.htm

そして、当時の厚生省の手先になった連中は、この数十年間をかけて、次々にこの御用学者を免罪してきた。このような、数十年の無責任社会への逆行思潮の延長線上にあるのが吉田英雄視だ。

「結果回避義務」が企業にはある
森永では、当初検察側の訴訟構成に弱点があった。そこを徹底的に衝いて、森永は無法にも無罪を勝ち取り、調子づき、遣りたい放題の金儲け主義に拍車をかけた。被害者圧殺中に刊行された「森永乳業50年史」は悪魔の辞典である。森永製菓出身の電通の常務が、意気揚々と、世論工作をしてやりましたわ、と自慢話にふけっている、それをしっかり拝聴しよう。
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-dentsu-sennou-dairiten.htm
こんなのは序の口。
乳児を大量虐殺しておきながら、実際に森永がやったことは、筆舌に尽くし難い鬼畜の所業だ。

それを許さず、血みどろの戦いに呼応した市民運動と日本の法曹界が学習した貴重な知見(以下学術論文)が今、まさに失われている。このような貴重な判例も、行動し、訴える人間がいないと活かされない。犯罪者たちは、世論を工作して、森永ヒ素ミルク中毒事件で得られたような画期的な判例を、そもそも適用しなくてもいい、問題を問題として提示されることのない「おとなしい社会」をつくろうとしている。
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-nakajima-takako-ronbun02-nihonno-kagakusya.pdf

森永ヒ素ミルク中毒事件では、その後十数年をへてから、かろうじて工場長が有罪判決を受けたが森永社長は全くおとがめなしだった。市民が森永製品全面不買運動を全国に広め、会社が倒産の危機に追い込まれるまで、反省度ゼロの会社だった。そして被害者団体と救済に合意したあとから、早くも被害者団体内部の腐敗分子や組織私物化を目指す党派イデオロギーを橋頭堡として、露骨な介入を始める。未だに、反省度ゼロだ。
http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-higaisya-dantai-no-huhai01.htm

森永乳業の罪を免罪し、御用学者の復権をめざす本末転倒のイデオロギーに代表される、このような思潮の蓄積が、こういうおかしな状況を「自然な風に」見せて行く。一種の思想的全体主義だ。「予見可能性」という、すでに法的には通用しないカビだらけの詭弁で「チッソは無罪」と公言を続ける武田邦彦氏みたいな人間がイマドキ跳梁しているのも、その好例だ。
http://morinaga-hiso.blog.jp/archives/1000735400.html

抹消されていく被災者の情念と、巧妙に仕込まれるプロパガンダのピース
そして、故郷に帰れず棄民化される現地住民の憤りや恨みは、「花は咲く」といった、とても美しい旋律で曖昧化され、成敗、平定されていく。みんなで歌を歌いながら「憤りを表に出してはいけない」と言葉を遣わず説教を垂れる知恵者がいる。
理不尽な目にあった人々が、理不尽な忍耐の精神を強要されていく。周囲のものは、涙をながして、一瞬だけ同情し、そういう自分に酔いしれて、現地の人々の情念など思いもよらない。そして、時間がたって、忘れて、それで終わりだ。

さらに悪質なのは、「ぐちゃぐちゃいうものは、所詮金目当てだろう」という巧妙なる世論工作がすでに水面下で張られていることだ。

「金目でしょ」発言も意図的に流された可能性さえあると思えるくらい、被災者に刃を向けたプロパガンダだ。世論と被災者を、気付かれないように分断するプロパガンダ、それらを構成する重要なピースがあの発言で見事に埋め込まれたことは間違いない。「失言」の形を敢えてとったのなら、「分断工作の手法、より洗練されてきましたね」と、とりあえずは感心してあげよう。

森永ヒ素ミルク中毒事件時の「5人委員会」の焼き直し
さらに三周下って、加害企業への感謝を要求する正邪逆転

この「金目」発言も、1955年に森永乳業と国とメディア幹部が作り上げた「5人委員会」の戦略戦術とまったく同じものだ。生き写しのような焼き直しである。
あまっさえ、現状の森永ヒ素ミルク中毒事件では、「本当に金に目がくらんだ」者たちが、被害者に対して「我々は金目当てではない、カネ、カネというな」と、いかにも高邁な御宣託を垂れるポーズをとりつつ、陰で、森永乳業のすでに通用しなくなったカビまみれの「無罪主張」をどうやって世間に浸透させようかと四苦八苦している。
挙句、「いまでは森永さんは被害者にとって大切なスポンサーさんなのだよ、それを君たちわかっているのかい。森永さんの繁栄を望まないといけないんだよ。森永さんのご機嫌を損ねることをしちゃあいけないんだよ。被害者が先頭に立って森永製品の販売促進運動をするくらいじゃないといけないんだよ」と、数十年に渡る刷り込み「教宣」(←このような日本語はそもそも存在しない。左翼党派内専門用語)に手を染めるに至っている。

異論を唱えると「みんなに迷惑を掛ける人」なるレッテルをはられる。貼られるほうも、先人たちの情念など知る機会を得ていないから、すぐに鳴き止む。
計画的に吹き込みをしている連中は鬼畜だが、それに流されて、「教宣」活動に邁進する愚かな兵隊達の姿も、また異様に哀しい。

水俣病患者が、患者団体の幹部から「患者自らチッソ肥料の販売促進運動を先頭にたって行えばチッソが儲かって君も幸せになれるかもよ」などと説教されてるようなものだ。このような、糞溜(くそだめ)みたいな奴隷思想を吹聴して憚らぬ風潮が日本社会にはある。こんな倒錯にメディア自体が疑問を挟むことができないで、なんで東京電力の責任を追求できようか?
吉田英雄視が堂々と罷り通る背景には、虐げられたもの達の情念を理解できなくなった社会全体の精神疲労がある。まさに石牟礼道子氏が、「最近の人々には、人間の情念を理解しようという努力がない」と看破した社会の行き着いている姿だ。

 

 

日本の「名誉」を傷つけるとは、こういう行為では?
1.極右代表と撮影:高市氏と稲田氏ら、欧州メディアが批判

毎日新聞 2014年09月10日 12時05分(最終更新 09月10日 12時56分)
http://mainichi.jp/select/news/20140910k0000e010272000c.html?inb=twAFP通信が世界に配信した写真
 高市早苗総務相や稲田朋美政調会長ら自民党の国会議員3人が以前、日本の極右団体の男性代表と議員会館で撮影した写真が、団体のホームページに一時掲載されていたことが10日、分かった。ホームページにはナチス・ドイツの「かぎ十字」や外国人の流入阻止などの主張を掲載しており、欧州などの主要メディアが相次いで批判的に報道した。写真は議員側が抗議し、既に削除されている。

 団体は「国家社会主義日本労働者党」。

 高市衆院議員の事務所によると、問題の写真を撮影したのは3年以上前という。「雑誌の取材を受けた際『山田』と名乗る男性が同席し『一緒に写真を撮りたい』と言うので、雑誌の出版社を信頼してお応えした。どういう方か全く知らなかった」と語った。

 また、稲田衆院議員の事務所は文書で「(山田と名乗る男性とは)雑誌取材の記者同行者として一度だけ会い、その際、写真撮影の求めに応じた」と回答。「その人物の素性や思想はもちろん名前も把握しておらず、それ以後何の関係もない」という。

 西田昌司参院議員の事務所は「撮影を頼まれたら普通は断りにくい。極右団体のリーダーとは全く知らなかった」と説明した。

 一方、英紙ガーディアン(電子版)は、インターネット上での発言などから男性は「ヒトラーを崇拝している」などと指摘。「(高市氏らが)男性と信念を共有しているという証拠はないが、安倍首相が政権をさらに右傾化させているとの批判に油を注ぐだろう」との見通しを伝えた。

 米ユダヤ系人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部ロサンゼルス)のエイブラハム・クーパー副所長は9日、毎日新聞の電話取材に「(写真を)見て首を振らざるを得ない。こうしたことが起きないよう責任を持って対処する人はいないのか」と強い不満を表明した。【野島康祐】

2.高市総務相ら、「ネオナチ」と写真撮影 英紙など報道

朝日新聞デジタル http://www.asahi.com/articles/DA3S11344601.html
斉藤佑介、吉浜織恵20149102338
 高市早苗総務相自民党の国会議員3人が、ナチス・ドイツのシンボル「かぎ十字」に似た旗などを掲げて行動する団体の男性代表と一緒に写真に納まっていた。団体のホームページ(HP)に一時掲載された。欧州を中心とした海外メディアが相次ぎ報じた。

 「どういう人物か知らなかった」

 団体は「国家社会主義日本労働者党」。HPでは「外国勢力から祖国民族を守護」「日本民族の優秀性を確認し血の純血を保持」などと訴えている。撮影には高市氏のほか、稲田朋美政調会長と西田昌司参院議員が応じていた。

 団体代表の山田一成氏(52)や3議員の事務所によると、2011年夏、山田氏が論壇誌のライターとして個別に議員会館を訪れ、インタビューをした後、「一緒に写真を撮りたい」と撮影したという。

 高市氏の事務所は10日、「付き合いは全くない。出版社がスタッフとして連れてきた方が2ショットを撮りたいとのことで応じただけ。どういう人物か知らなかった」と説明。指摘を受け、出版社を通じて写真の削除を求めたという。

 稲田氏の事務所は同日、「所属団体を含む素性や思想はもちろん、名前も把握しておらず、それ以後何の関係もありません」と文書で回答。西田事務所は「彼が何をしている人物か全く分からなかった」としている。

 山田氏は「思想は明かしていない。記念にHPにアップしたが、議員に迷惑をかけるつもりはなかった」と答えた。

 第2次安倍改造内閣発足後、ネット上で話題となり、AFP通信が8日、高市氏らが過激思想の団体代表と写真撮影をしたと配信、「安倍晋三首相が周辺に右寄りの人々を集めているとの論調に拍車をかける」と伝えた。配信を元にシンガポールのストレーツ・タイムズ紙、英タイムズ紙や英ガーディアン紙などが報じた。同紙は「ネオナチとの写真、安倍首相の悩みの種に」と発信した。

 吉田徹・北海道大准教授(欧州比較政治学)は「ドイツではナチスを肯定する言説だけで罪になり、フランスでは歴史修正主義を公に発言すると法に抵触する。ナチスの思想信条を是とするような人と写真を撮る現役の政治家はいない。だから欧州メディアが驚きをもって報じたのでは」と話す。(斉藤佑介、吉浜織恵)

高市氏が推薦文を書いたとされる「ヒトラー賛美本」
3.「どういう人物か知らなかった」?
高市早苗氏、以前からナチに親しんでいた。
http://matome.naver.jp/odai/2141031878564112301

からナチシンパだった!? 高市早苗総務大臣が自民党広報部長の「ヒトラー賛美本」推薦文を書いていた
「松下政経塾」もこの本と同じ精神で活動していると書く。へえ、そうなんだ…。

AFP通信
内閣改造で起用の2議員、ネオナチ団体との関係を否定
20140910 14:10 発信地:東京
910 AFP】安倍晋三(Shinzo Abe)首相による内閣改造に伴って重要ポストに起用された2人の議員が、過去に国内のネオナチ思想を掲げる極右団体の代表と共に撮影した写真が団体のウェブサイトに掲載されたことを受け、両議員は8日、事務所を通じ、過激思想の疑惑から距離を置くコメントを出した。
総務相に就任した高市早苗(Sanae Takaichi)衆議院議員と、自由民主党の政務調査会長となった稲田朋美(Tomomi Inada)衆議院議員は、団体「国家社会主義日本労働者党(National Socialist Japanese Workers Party)」のウェブサイトに掲載されていた別々の写真の中で、同団体の山田一成(Kazunari Yamada)代表とツーショットで収まっている。
これらの写真は、安倍首相が自身の周辺を右寄りの政治家で固めているとの疑惑をさらに過熱させることになるだろう。
山田氏のブログ投稿は、ナチス・ドイツ(Nazi)の指導者アドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)への賛美や、2001年の米同時多発テロを称賛する内容を示している他、国家社会主義日本労働者党のウェブサイトでは、デモで「かぎ十字」を身につけた山田氏を写した映像が公開されている。
2議員を写した写真には、「20116月か7月にかけて所謂、自由民主党の保守系議員を議員会館に訪れ、会談した」との説明書きがある。
高市議員と稲田議員の両事務所の関係者は8日、これらの写真が本物であり、過去数年の間にそれぞれ議員会館で撮影されたものであることを認めた上で、山田氏との政治的なつながりは否定した。
高市議員の事務所関係者はAFPの取材に対し、山田氏について「何かの取材のときに取材者が連れてきた人で、写真やメモをとる係の人だった」と説明。「その人が誰か知らずに写真を撮った。(高市議員は)撮ってといわれれば撮るから」と述べた。
事務所では、メディアからの問い合わせを受け、山田氏側に写真の削除を申し入れたという。この事務所関係者はさらに「うかつだった」と述べ、高市議員は山田氏の思想を「まったく支持していない。うちとしては迷惑だ」と話した。
一方、稲田議員の事務所関係者も、同議員はネオナチ思想に賛成していないと言明。「支持していないし、そう誤解する人がいたら残念だ」と述べた。(c)AFP

英国ガーディアン紙
The Guardian, Tuesday 9 September 2014 05.18 BST
http://www.theguardian.com/world/2014/sep/09/neo-nazi-photos-pose-headache-for-shinzo-abe
Neo-Nazi photos pose headache for Shinzo Abe
Two newly promoted political allies of Japanese PM shown smiling alongside far-right figure Kazunari Yamadaガーディアン紙掲載写真

Justin McCurry in Tokyo
The Guardian, Tuesday 9 September 2014 05.18 BST 
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Pictures from Japanese neo-Nazi Kazunari Yamada’s website show him posing with Shinzo Abe’s internal affairs minister, Sanae Takaichi, and his party’s policy chief, Tomomi Inada. Photograph: Guardian

Barely a week after Japan’s prime minister, Shinzo Abe, overhauled his administration amid flagging popularity, two of his senior colleagues have been forced to distance themselves from rightwing extremism after photographs emerged of them posing with the country’s leading neo-Nazi.


Sanae Takaichi, the internal affairs minister, was among a record-equalling five women selected by Abe as he attempts to make his cabinet more female voter-friendly and to increase women’s presence in the workplace.

Takaichi, an Abe ally on the right of the governing Liberal Democratic party (LDP), was pictured posing alongside Kazunari Yamada, the 52-year-old leader of the National Socialist Japanese Workers party, on the neo-Nazi party’s website.
A smiling Takaichi and Yamada appear together standing in front of a Japanese flag.
Yamada has voiced praise for Adolf Hitler and the September 2001 terrorist attacks on the World Trade Centre. In a YouTube video Yamada’s supporters are seen wearing swastika armbands, while he denies the Holocaust took place and criticises postwar Germany’s ban on the Nazi salute, accusing the country of being “no different from North Korea”.

Takaichi met Yamada “for talks” at her office in the summer of 2011, according to her office. Confirming the photographs were genuine, a spokesman for Takaichi claimed her office had been unaware of Yamada’s extremist views at the time.


“[He] was an assistant to an interviewer and was taking notes and photos,” a member of Takaichi’s staff told AFP. “We had no idea who he was back then but he requested a snap shot with her. [She] wouldn’t have refused such requests.”


Media coverage prompted her office to request that the photographs be removed but by then they had already been widely circulated on social media.


“It was careless of us,” the staff member said, adding that Takaichi did not share Yamada’s views “at all … it is a nuisance”.


A second photograph shows Yamada standing alongside Tomomi Inada, another close Abe ally who was given the powerful job of LDP policy chief. Inada’s office was quick to distance the MP from Yamada, whose website celebrates the “samurai spirit” and proclaims that the “sun shall rise again”, saying it would be disappointed if the photograph led people to “misunderstand what she does”.


While there is no evidence that either politician shares Yamada’s neo-Nazi ideology their appointment has fuelled accusations that Abe is taking his administration even further to the right.


Takaichi and Inada have both visited Yasukuni shrine, which honours Japan’s war dead, including 14 class-A war criminals; last week, Takaichi said she would visit Yasukuni again, this time in her role as minister. “I’ve been visiting Yasukuni as one Japanese individual, to offer my sincere appreciation to the spirits of war dead,” she told reporters. “I intend to continue offering my sincere appreciation as an individual Japanese.”


China
and South Korea view politicians’ pilgrimages to the shrine as evidence that Japan has yet to atone for atrocities committed on the Asian mainland before and during the second world war.
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同胞の悲劇にさえ口を閉ざす心無き政治の象徴
最近の政界はナチス親衛隊ばりだな、と思っていたら、案の定、ヒトラーのプロパガンダに学ぶ本を真面目に参考書にしていたのだね。「我が闘争」をひそかにバイブルとしてきた某党広告代理店の関係者なども同類。
ユダヤ人大量虐殺なんか、なんとも思っていない、人の心を失った魑魅魍魎としか言いようが無い。
従軍慰安婦問題で「日本の名誉」を云々する暇があったら、まずこういうことからケジメをつけて、それこそ、池上氏がいうように、全世界に対して謝罪したほうがいいだろう。
ハンセン病や水俣病など、或いは森永ヒ素ミルク中毒事件での被害者圧殺に関して、御用学者や関係官僚が謝罪の一言も発していない事、むしろその「弟子」たちが、懸命にそれを復権するための画策をやめていないこと、それら同胞の悲劇に口をつぐんできた日本全体の過去が未だ何も精算できていない現実について、「日本人の名誉」を叫ぶ向きは、どう考えているのだろうか? 何も聞こえてこない。

English Version

http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/morinaga-hiso-NOSE-REPORT-J-TO-E-byEitaroNOSE-pdf.pdf

ブログ「世に倦む日々」
朝日叩きのファシズム - 池上彰の騒動に軽薄に便乗する左翼・リベラル
http://critic20.exblog.jp/22563294/
反動のプロパガンディスト池上彰と視野狭窄な水島宏明の朝日叩き
http://critic20.exblog.jp/22567938/
で、
憤りをこめて掲載されている写真の中に以下のようなものがある。
池上彰が朝日新聞と個人的に揉めるのは勝手だが、それは、彼の“商売”上のトラブルだ。それが、こういう結果になっていることに関して、彼のアナウンスは全く聞こえてこない。NHK経営委員のカルトな面々、「イスラム国」湯川問題で自粛を迫られていた面々も勢いづいて、大いに跳梁を始めている。
マスコミへの白昼堂々の暗殺予告
極めつけはこれ。
It is written for the placard, "We annihilate all employees of The Asahi Shimbun ".

朝日新聞阪神支局の記者を殺害した犯人が自称した「赤報隊」なる名称を白昼堂々名乗って、「朝日新聞社員を皆殺し」とプラカードを掲げて行進している。

これが民主主義国家を標榜する日本の現状なのだ。街頭で暗殺予告のプラカードを掲げて行進しても取締りを受けない。まるで、かつて内戦に明け暮れていた中南米やフィリピンの極右暗殺テロ団の姿そのものだ。

何が右翼で、何が左翼か、もう殆ど区別がつかない時代だが、知人には、我こそ真の右翼という人や、義侠的右翼、原点&オーソリティとしての右翼を自認する人、右翼とか左翼とかには関係ない軍事関係者も沢山いて、非常に楽しい付き合いをさせてもらっている。だが、上記写真の集団は、それらの人々とも人間の「質」からして全く違う、無縁の集団だ。

「嫌韓」「嫌中」などと、人間の奥底のプライベートな感情をオフィシャルに大見出しで躍らせる媒体の作風そのものが、遅れた文化水準であることを図らずも表出している。で、一方で、「韓国や中国の水準は低くて嫌いだ」と言っている。こういう状態を堂々巡りの思考停止という。
それを自覚できず、「嫌韓」「嫌中」記事を読んで、日頃の個人的ストレスの溜飲を下げる人が多いのだろう。

朝日はリベラルで、毎日や読売や産経が別物だとは思わない。いずれの社にも、良心的で誠実な記者は沢山いる。いずれの社も問題をかかえているが、それはそう大きな違いのない問題だ。そして、いつの時代にも「人権を踏みにじられた人々の情念の叫び」は大体において封殺されたままだ。企業がその犯罪に関与している場合、左右の政治勢力とともに、メディアは見事に足並みをそろえて「黙殺」に走る。「事実誤認」「倫理コード逸脱」「訂正サボタージュ」など、大から小まで各社に一様に存在する。

それに比べれば歴史認識や政治思想を発掘し、「公開の場」で「正々堂々と」ぶつけ合い、喧々諤々の議論をするという一見タイソウな事も、多少荒っぽくまとめると所詮、「趣味の世界」だ。
だが、ストアな趣味の世界さえオープンに楽しめず、逆に、自己の考え方を「戦闘力の誇示」や陰湿な「粛清や査問」という、アンダーグランドかつ威圧的な手法で強要していくのが左右の全体主義者だ。そこには大体、背景に商売がからんでいる。やっている当事者のごく一部は趣味的ではあっても、不満者・貧困者を囲い込み、特定の政党勢力の利害に奉仕することで、そこに絡む様々な態様の金銭のおこぼれで飯を食っている謂わば「貧困ビジネス集団」。これらが左右の実働部隊を動かしている。そしてこのような実働部隊が跳梁を始めると、思想は趣味ではすまなくなり、現実化する。その典型がナチであり共産主義だ。結果、無数の銃弾と砲弾の鉄片が兵士の体を引き裂き、市民の頭上に「なぜか大量の火の粉」と「粛清の嵐」が降り始めるといった、空前絶後の「痛くて辛い修羅場」が登場するに到るのだ。

左右がお互いに刺激しあってヒートアップすることを止められない日本。自己崩壊したワイマール体制下のドイツを改めて思い出す。


In Japan, an assassination notice to a newspaper reporter is openly perpetrated in broad daylight.
A murder notice of broad daylight
朝日新聞記者への暗殺予告 Assassination notice to a reporter for The Asahi Shimbun  従軍慰安婦 Military brothels  Comfort Women  

笑えるようで笑えない記事が産経新聞に載っていた。

臨時国会の焦点が、朝日新聞? 暇をもてあます税金泥棒的野党
---------------以下引用-------------------
野党も続々朝日批判 民主有志は国会追及確認 臨時国会の焦点に
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140829/stt14082920510005-n1.htm

2014.8.29 20:51「慰安婦問題 核心は変わらず」の見出しがある8月28日付の朝日新聞紙面(矢島康弘撮影)
 朝日新聞が慰安婦に関する記事の一部を「虚偽」と認めて取り消した問題で、朝日の報道を検証する方針を固めた自民党に続き、野党でも朝日の責任を問う動きが強まっている。民主党有志議員の29日の会合では、朝日の説明責任が不十分だとして国会で追及すべきだとの意見が噴出。他の野党も批判的な声が多く、「朝日問題」は秋の臨時国会でも焦点となりそうだ。

 「国連人権報告も米下院の対日非難決議も慰安婦像の世界各地での設置もベースは吉田証言だ。その根拠が崩れた。おとしめられた日本の名誉を回復すべく取り組んでいきたい」

 民主党有志でつくる「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」会長の渡辺周元防衛副大臣は29日の会合で、こう訴えた。

 「慰安婦の強制連行」を証言した吉田清治氏の記事を取り消した朝日の検証報道を受けて開かれた今回の会合には、渡辺氏や松原仁国対委員長ら6人が出席。「謝罪も何もない。自浄努力が望めないのなら、国民の代表のわれわれが検証していくことが必要だ」(鷲尾英一郎衆院議員)など朝日批判で染まった。

 朝日に対しては党幹部も「大変残念な報道だ」(大畠章宏幹事長)と批判的だが、表現の自由との兼ね合いもあり、国会での追及には慎重だ。だが、会合では朝日の虚偽報道を基に世界に広まった誤解を解消すべきだとの認識で一致。朝日の追及に加え、臨時国会では日本の名誉挽回へ積極的に取り組むよう政府に働きかけることを確認した。
---------------以上引用おわり-------------------

民主党ほか野党は、自らの「自浄能力」こそを問題にせよ
 世の議員というものは、自分たちの「自浄能力」のなさが全国で赤裸々になっている事を、もっと「認めて、改善」したほうがいい。こういうパフォーマンスで「与党っぽい」議員に見られると期待している議員らも、お粗末極まりない「裸の王様」だ。最近の政治動向と日本社会の混迷ぶりが明確になっていて、興味深い。

 昨今、こんな話を聞く。 
「最近、色々な人から、“日本は前の戦争で何か悪いことをしたの?”って、真顔で言う人が多くなっていて、ほんと、びっくりしたよ」。

 そうだろう。あれだけ大規模な戦争、しかもアジア地域への全面的な侵略戦争を実行したのに、「日本軍はなんにも悪いことをしてない」と思い込む人が増えていて、多少とも知識がある人は驚かされるようだ。現代の「少国民」は、まず、いい年をした大人が先陣を切る。この議員たちも似たり寄ったりだ。

金満大国の夢から抜けられない哀しい日本
 経済成長の成功体験から抜けきれず、国際的な力関係の変化に大した対応策も持てない自国の現状。その要因を深く考えることなく狼狽し、貧しい国が豊かになることを嫌悪し、自国と同じ経過を辿っているに過ぎない事を認めることができない。そして、なんらかの個人的不満のはけ口を、日本社会の改善に注ぐ事ができない勇無きものたちは、八つ当たりしてもリアクションの少ない立場の弱い外国人などにそのはけ口を向け(させられ)、声高に「侵略の事実など無い」とガナリたてる勢力に合流していく。各国で広がるカルト宗教、イスラム原理主義への組織化、アジアで残存するマルクス主義の名残りなどを含め、大方、こういう人間の精神構造を利用する心理誘導のテクニックだ。
 だが、左右含めた歴史の教訓、歴史の痛みに学ばない民族の将来は危うい。それが野放しに許される時代は過ぎている。そして、自暴自棄な思考方法に走るとき、その落としどころは大体、お互いを必要不可欠の存在として刺激しあう左右の全体主義的貧困ビジネスの手先に成り下がるか、自らを鼓舞陶酔するため、新たな衝突を期待する策略家に行き着く。そして一端、「熱い戦い」に直面したとき、真っ先に行方をくらましたり、「地下にもぐったり」、安全を確保した後方からメガホンと銃で「突撃!」などと恫喝を加えるのは、そういうデマゴーグたちだ。

 このものたちをしっかりと歴史に刻んでおこう。

 以下は、全体的に著しく信憑性にかけるウイキペディアだが、事実らしい部分に限って引用
 産経はこの会を「民主党有志でつくる同会」と書くが、ウイキは、自民党から以下の各政党にまたがる超党派だと書く。どちらかが嘘。

慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会 2014現在
民主党内の保守議員連盟。現在は自由民主党・民主党・日本維新の会生活の党の4党から構成されている。
【衆議院】
会長:渡辺周(民主党幹事長代行 永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会
事務局長:鷲尾英一郎 (民主党 永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会
長島昭久民主党副幹事長 永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会
松原仁 (民主党 東京都連会長)
吉田泉 (民主党 永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会に参加していた。)
笠浩史
 (民主党 永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会 みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会
小宮山泰子 (生活の党 永住外国人の地方参政権を慎重に考える勉強会) 
鈴木克昌(生活の党 みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会等所属)
【参議院】
芝博一 (民主党)
松下新平
(自由民主党 みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会 健全なネットワークビジネスを育てる議員連盟
【参加していた議員】
河村たかし(2009年に議員辞職)田村謙治(2012年に落選)神風英男(2012年に落選)牧義夫(2012年に落選)北神圭朗(2012年に落選)三谷光男(2012年に落選)市村浩一郎(2012年に落選)大江康弘(2013年に落選)

 じわじわとすさんだ時代に入りつつある。

 この件に関しては、ブログ「世に倦む日々」も
朝日叩きのファシズム - 池上彰の騒動に軽薄に便乗する左翼・リベラル
として論稿を掲載している。



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