http://ww3.tiki.ne.jp/~jcn-o/bengosi-igi.htm

毒をもられて殺され、或いは、一生を台無しにされた被害者が、
      金と引き換えに、加害企業に感謝することがあり得るか?

故・中坊公平氏は、かつて2000年頃から数年間にわたって
自身のおびただしい量の著作物のなかで、以下の言説を展開した。
その言説が社会に残した「印象」の最たるものは…、

“森永ヒ素ミルク中毒事件の被害者は、加害企業である森永乳業に大変よくしてもらって、今では「加害企業に感謝している」”

というものだ。

だが、少なくとも、森永ヒ素ミルク中毒事件の被害者運動においては、中坊公平氏は、「指揮官」ではない。そして、彼の流布した主張とは大きく異なり、

“被害者は加害企業にそれなりに感謝” などしていない。

赤ん坊に砒素を飲ませたうえに、全く反省もなく、国家権力を総動員して、凶暴極まりない姿勢で、20年間にわたり被害者家族を弾圧し続けた森永乳業に対し、現在も重篤な障害に苦しむ被害者がいまさら、いったい、何を感謝しなければいけないのだろうか?

現在支給されている金銭を、被害者が「ありがたがっている」という印象を社会に強烈に焼き付けたいのだろうか。或いは「金銭支給をありがたく思え」という強要にも似た障害者差別だろうか? 或いは「“世間はありがたく思え”と考えているから、不満があっても表に出すな」というもっと巧妙な心理作戦だろうか?
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因みに、加害企業・森永に心から感謝している被害者がいるなら、その理由を添えて、このブログに自由にコメント書き込みをして欲しいものである。